大阪・八尾で化粧筆をつくるウエダ美粧堂。原毛の輸入・加工から製造・販売までを一貫して行い、職人の技と素材へのこだわりで、国内外へ高品質なメイクブラシを届けています。
どんなものをつくっていますか?

私たちは、プロのメイクアップアーティストから一般の方まで、幅広く使えるメイクブラシを中心に、さまざまなブラシ製品をつくっています。原毛の輸入・加工から毛組み、成形、仕上げまで自社で一貫して行い、職人が一本一本、毛の特徴を見極めながら丁寧に製造。天然毛だけでなく、独自に開発・加工した人工毛にも力を入れ、肌あたりや使いやすさ、美しい仕上がりを追求しています。自社ブランド「BISYODO」のほか、国内外ブランドのOEM製造も手がけています。
会社を一言で表すと?

「素材を知り、職人の技で“美しさを引き出す道具”をつくる会社」です。ウエダ美粧堂は、化粧筆づくりに欠かせない原毛の輸入・加工から製造、販売までを一貫して手がけています。長年培ってきた素材を見る目と職人の繊細な技術を掛け合わせ、肌あたりや使い心地、仕上がりの美しさを追求。天然毛だけでなく人工毛の開発にも取り組み、時代に合わせて進化しながら、使う人の毎日に寄り添うメイクブラシをつくり続けています。
あなたのこうばが誇る、未来に響かせたい「ものづくりの強み(技術・職人技)」は何ですか?

私たちの強みは、長年培ってきた「毛を見極める力」と、それぞれの素材の魅力を最大限に引き出す職人技です。同じ種類の毛でも一本一本に個性があり、柔らかさやコシ、毛先の状態は異なります。その特徴を見極め、用途に合わせて毛を選び、組み、形を整えていく。機械だけではつくれない繊細な感覚と技術を、次の世代へ受け継いでいきたいと考えています。また、天然毛で培った知識を人工毛の開発・加工にも活かしていきたいです。
参加者の心にどんな「波紋(驚きや感動)」を広げたいですか?

普段何気なく使っている一本のメイクブラシに、これほど多くの技術と職人の感覚が詰まっているのか、という驚きを持ち帰ってほしいです。毛を選び、整え、組み上げ、一本の道具へと仕上げていく工程を通じて、機械だけでは生み出せない手仕事の価値を感じてもらいたい。そして、化粧筆を使うたびに、その背景にあるつくり手の技術や想いを少し思い出してもらえる。そんな小さな「波紋」が、ものづくりへの興味や愛着へ広がっていくことを願っています。
技術や想いを未来へ“波及”させるために、いま挑戦していること

これまで培ってきた天然毛の知識や職人技を次の世代へつなぐため、私たちは新しい素材やものづくりにも挑戦しています。天然毛の風合いや使い心地を再現する人工毛の開発・加工を進めるとともに、若い世代への技術継承にも力を入れています。受け継いできた技をそのまま残すのではなく、時代に合わせて進化させること。それが、これから先も化粧筆づくりの文化と価値を未来へ“波及”させていくための、私たちの挑戦です。