堺市で創業90年超の角野晒染(株)は、江戸期から続く伝統産業「和晒」の精錬漂白・染色加工を行う工場です。和晒の手ぬぐいや衣類を製造販売するほか、製作体験ができる絞り染め工房もオープンし、産業と地域を盛り上げています。
どんなものをつくっていますか?

手ぬぐいや浴衣のもとになる生地は木綿と呼ばれ元々は生成り色をしています、その木綿生地の不純物を取り除き、白く漂白し柔らかい風合いに仕上げるのが私たちの行っている「和晒(わざらし)」です。時間をかけてストレスをかけない仕上がりは、とても吸水性・通気性が良く肌触りの良いのが特徴です、さらに弊社では、ロール捺染機やスクリーン捺染機により、染色やプリント工程までを一貫生産で取り組んでいます。つくられる製品は、企業様のノベルティや、昔ながらのゆかたネマキ、さらに自社ブランドのホームウェアやパジャマ、アパレル製品なども展開しております。
会社を一言で表すと?

「地域と共にある企業」です。私たちは、堺の地場産業。常に「地域と一緒に有りたい」と思っています。体験工房も少しでも地域活性化につながればという想いもありオープンしました。私たちと同じような和晒をつくる会社は、現在この近辺で6軒のみ。最盛期は30軒くらいあったと言われているので、ずいぶんと減ってしまいました。この6軒で日本の和晒の9割をつくっています、この貴重な和晒の技術を次世代にも繋げていくため、今後も地域とつながりながらチャレンジを続けていきます。
あなたのこうばが誇る、未来に響かせたい「ものづくりの強み(技術・職人技)」は何ですか?

私たちの強みは、和晒の手ぬぐいの制作に関して自社で「一貫生産」できる事です。生地の織りから精錬漂白、染色加工、裁断、検品、仕上げ、出荷作業まで自社ですべてが完結できます。江戸時代から続く伝統産業の「和晒」を手ぬぐいとして生産し現代の生活にマッチさせ、「和晒」の良さを響かせ、この地域の産業の発展を願います。
参加者の心にどんな「波紋(驚きや感動)」を広げたいですか?

「和晒」という堺の伝統産業がある事!堺にこんなに長く続いている産業があるんだという事、「手ぬぐい」の素晴らしさを伝えたいです。それは堺のものづくりの凄さ!驚きの波紋を広げたいです。工場見学とワークショップで感じてもらい自身で作った「手ぬぐい」を普段の生活において使用してもらい、古き良きを体感してもらい伝統産業を盛り上げていきたいです。
技術や想いを未来へ“波及”させるために、いま挑戦していること

現在も体験工房で行っている絞り染めの体験や工場にあるシルクスクリーンのプリント加工にて新しいブランドやコラボ商品をつくっていけたらと企画しています。そのためにオープンファクトリー事業を通じて全国の会社様や学校や地域と繋がりを持ち、あらゆる分野で和晒の可能性を模索しております。こんな商品出来たらいいやん!をカタチにできるように行動をしております。