1916年創業、大阪・堺に拠点を置き、伝統産業である堺打刃物を製造する会社です。主にプロの料理人向けの高品質な和包丁を製造し、国内・海外へ販売しています。
どんなものをつくっていますか?

私たちがつくるのは、料理の用途に合わせて作る多彩な和包丁です。寿司店で使われる刺身包丁や、大きなマグロを切るマグロ切、家庭用の万能包丁まで幅広く製造しています。一丁ごとに形や厚み、刃の仕上がりを工夫し、切れ味と使いやすさ、美しさを追求しています。漆塗りのハンドルや鏡面仕上げなど、伝統と独自性を融合したものづくりを大切にしています。
会社を一言で表すと?

私たちは、「職人の手仕事によるものづくり」を大切にしています。伝統産業の中では20〜40代の若手スタッフも多く、年齢や立場にかかわらず意見を伝えやすい環境づくりを心がけています。職人同士の活発なコミュニケーションが、より良い製品づくりにつながると考えているからです。受け継がれてきた技術を守りながら、新しい技術や若い世代の発想も取り入れ、これからの堺打刃物づくりに挑戦しています。
あなたのこうばが誇る、未来に響かせたい「ものづくりの強み(技術・職人技)」は何ですか?

私たちの強みは、社内の研ぎ職人と密に連携し、それぞれの技術と知識を一丁の包丁づくりに生かしていることです。さらに、他産地の職人との交流から得た研ぎや研磨の技術も取り入れ、馬場刃物独自の視点で組み合わせています。産地や分野を越えて学び続けることで、切れ味、美しさ、使いやすさを兼ね備えた包丁を生み出しています。
参加者の心にどんな「波紋(驚きや感動)」を広げたいですか?

「包丁はこんなふうに作られているんだ」という驚き、職人の手仕事によって一本の包丁が美しく仕上がっていく過程に触れることで、ものづくりの奥深さを感じてほしいです。
そして、よく切れる包丁が料理の楽しさにつながり、日々の暮らしを豊かにしてくれることまで知ってもらいたいです。あと、シンプルに職人仕事ってかっこいいなと感じていただきたいです。
技術や想いを未来へ“波及”させるために、いま挑戦していること

技術や想いを未来へつなぐため、自社の若手職人の指導・育成はもちろん、同業他社や他産地の若手との交流にも積極的に取り組んでいます。若手職人が集う「若刃会」では運営にも深く関わり、会社や産地の垣根を越えた横のつながりを築いています。若い世代が互いの技術や知識を学び合い、刺激を受けることで、刃物づくりの技術を業界全体で未来へつないでいきたいと考えています。