大阪・平野で金属製品の静電塗装を手がける塗装の工場です。無機質な金属に色と質感を与える"彩り"の仕事。併設の町工場カフェ『サクエバ』で、ものづくりの楽しさを地域に開いています。
どんなものをつくっていますか?

私たちは”つくる”というより、金属製品に命を吹き込む”仕上げ”を担っています。建材、什器、機械部品、家具まで、あらゆる金属に焼付塗装で色と質感をまとわせ、世の中へ送り出しています。均一で美しい塗膜から、意匠性の高いマット・メタリック・サテン仕上げまで対応。化成処理(下地づくり)や塗装剥離(再生)も手がけ、”塗る・守る・蘇らせる”を一貫して提供します。普段は表に出ない技術ですが、街のあらゆる場所に私たちの塗装が息づいています。
会社を一言で表すと?

一言で表すなら『まじめだけど、おもろい塗装屋』です。塗装は製造のいちばん最後で、製品の印象を決める”仕上げの主役”。だからこそ品質には妥協せず、社内では全員で改善活動を回して現場を磨いています。その一方で、町工場カフェ『サクエバ』を開き、堅い塗装現場をオシャレで居心地のいい場所に変えました。裏方の技術に誇りを持ちながら、それを楽しく外へ開いていく。その”ギャップ”こそが永和工芸らしさです。
あなたのこうばが誇る、未来に響かせたい「ものづくりの強み(技術・職人技)」は何ですか?

私たちの強みは、金属を彩る焼付塗装の技術と、それを”開いて見せる力”の掛け合わせです。普通は工場の奥で完結する塗装の現場を、町工場カフェ『サクエバ』という入口とセットで体験できるようにしました。色が塗り重ねられ、無機質な金属が生まれ変わる瞬間を間近で見て、そのままカフェで余韻に浸る——技術とおもてなしが地続きになっているのが他にない魅力です。”見て楽しい・来て心地いい塗装屋”として、平野の町工場の面白さを発信していきます。
参加者の心にどんな「波紋(驚きや感動)」を広げたいですか?

『ものづくりの現場って、こんなに楽しいんだ!』というワクワクの波紋を広げたいです。普段は閉ざされた塗装の工場に足を踏み入れ、金属が鮮やかに色をまとう瞬間を間近で体感。そのあとはカフェ『サクエバ』で、できたてのスイーツとコーヒーで一息ついてもらいます。”こうば=かっこよくて居心地のいい場所”という新しいイメージを持ち帰ってもらい、家に帰っても『また来たい』『身のまわりの色を見る目が変わった』と、楽しい余韻がずっと響き続ける——そんな体験を届けます。
技術や想いを未来へ“波及”させるために、いま挑戦していること

『閉じた下請け』から『開かれたハブ』への転換に挑戦しています。塗装という裏方の技術を、町工場カフェ『サクエバ』を入口に地域や来場者へ開き、工場と人が出会う場をつくっています。地域の職人や若手クリエイター、異業種とのコラボイベントにも積極的に取り組み、平野の町工場の魅力を発信。”塗装の楽しさ””町工場のカッコよさ”を次世代に伝え、ものづくりのファンと担い手を育てることに力を注いでいます。